植活bukkou式

パキポディウム播種手順

パキポディウムの実生にハマり3年
最初は見様見真似で無茶な事をしていた
暑けりゃ良いと思い、炎天下で密閉した容器に入れ種子を全部蒸しちゃったり…
数十回の播種をしながら考えた自分なりの手順を記録

時期

春から秋の気温なら発芽させる事はできる
大体25℃~30℃が良いかな?
ウィンゾリーは30℃以上あった方が結果が良い
ナマクアナムは20℃~25℃が良い気がする
で、ベストな時期は?

bukkou的年間育成スケジュール

1月~3月の間に発芽させ春から秋の間に成長させる。
1月~3月では寒いので加温、LEDが必要になるが。
根をしっかり成長させ春に太陽に当て
夏は軽く遮光して体力を温存させ
秋のブーストでドカン!ってのが理想。
そんな期待を込めて2024元旦イキマス!

ベンレート→メネデールに漬ける

ベンレートを少し入れたとこ…

みんなやってる定番の作業。
まずベンレートを少々、種子が浸かるほど投入。
ベンレートはカビやすいパキポディウムの種子を殺菌する薬品。大体2~3時間ぐらい
この作業をやってもカビることはあるが、やらないよりはやったほうが良い。

続いて発芽を促進させるメネデール2000倍希釈液をたっぷり投入。自分はまずベンレートに浸けて3時間後にそのままメネデールを混ぜちゃう。で浮いてる種子があったらツンツンして無理やり沈ませる。沈んでた方がしっかり給水しそうな気がする。

種子を浸ける時間は合計6時間~12時間。24時間浸けても良いんだけど、たまに水の中で発芽しちゃう事もある。これがなんか良くない結果になる時がある。発芽したのに酸欠??になって調子が悪くなる事がよくある。

苗床を準備して種子を置く

ヒートマット加温BOX
ヒートマットを使ってミニ加温BOXを作成 運用の記録

ヒートマット加温BOXを使用

本来はプレステラ90に土をセットして浸けた種子を載せてセット完了なのだが、全部が発芽するわけじゃないので(1つのプレステラで1つしか発芽しなかったら場所的にスゴく勿体無い)一旦別の苗床を作って発芽させ、発芽したものからプレステラ等に移す。

今回は容器に穴を開けてバーミキュラライトのみを使用。準備としてバーミキュラライトを容器に入れたら熱湯消毒。多少バーミキュラライトが流れるが気にしない。その後、上からの弱いシャワーで土の表面を平らに整える。

腰水で管理するのでさらに外側用の容器に入れ水を張る。あまりヒタヒタにしないように。※注意として水が少なくなったら腰水容器に水を足す。霧吹きで種子の乾燥を防ぐ。バーミキュラライトに直接ドバドバと水をやると勢いで種子が潜ってしまうし、バーミキュラライトも流れて苗床の形が崩れる。
苗床の準備ができたら種子を土の上に置いていく。置き終わったら霧吹きで発芽祈願。


湿度を上げるためのラップ等

湿度を上げるために蓋をしたりラップはしない主義。LED直下の強光の下なので蒸されてしまいそうなのと播種する前の処理で充分に水を吸わせているので苗床が適度に湿っていれば湿度は充分だと思っているし、結果も悪くない。湿度を高くするとカビが怖いのもある。


2024.1.5 発芽確認

やっと発芽を確認できた。もっと早く発芽してくれると思ったが。やはり気温が低いか、野菜室保管期間が長かったのか、保管状態が悪かったのか。写真ではかなり成長してしまっているが、根がチョロっと出た時点での土への移行がオススメ。

苗床から育成用土へ

こちらは事前に用意して加温室で温めておいた。育成用土へ移動させる。用土はオリジナルブレンド。発芽したら通常の用土(日向小粒、赤玉小粒)でお兄さん扱い

ピンボケ・・・。殻は取れてないけど塊根部がプックリ。根はまだ伸びておらず、この状態が移し替えにはベター。発芽確認できたらスグがベストかも。

爪楊枝で少しだけ用土に隙間を開け、そこに苗を入れる。決して強引に扱わないように優しく。細かい作業なので上手く苗が収まらないかもしれないが、成長すればしっくりするはず。根に多少、空間が出来たとしても当分は霧吹きで乾燥を防ぎながら根にも水を与える。
注)霧吹きも優しく。苗が吹っ飛ぶ・・・

播種から2週間経過

播種から2週間が経ち幼苗がしっかり立っている。根がしっかり潜っていないものは優しく盛土したり、1度引き抜き爪楊枝で穴を空け程度な深さまで埋め込む。LEDを土から25cm程の高さにしているため根が出ていると焼けてしまう可能性があるので根が潜っていないものは埋め込んであげる。優しく。
殻がなかなか取れない場合も多くある。殻が取れなくて腐ってしまう苗も見てきた。かといって早まって殻を強引に取るのも小葉が千切れたりして危険なので殻に霧吹き等で水分を含ませ生命力にかける。ただあんまり遅いようなら強硬手段を行う。小葉が千切れたとしても、まずは生かし、本葉が出てこれば問題ない。

1ヶ月経過

すでに成長に差が出始めている。育成環境なのか種子の状態だったのか。徒長させないようにしっかりLEDの光を当て、腰水管理。用土はすでに通常の物を使用しているので肥料(牛糞)が入っていて青藻が出てきてしまった。せめて表土に赤玉の細粒を敷けばよかったと後悔。見た目が悪いが成長には問題ない…と思う。

2024.3.17

2ヶ月半が経過。想定よりも育ってない。
予定では植え替えが必要レベルまで育ってるはずだった(笑)


2024.5.2

プレステラ105の中でゴチャゴチャしてきた。そろそろ鉢上げ。

つづきは↓

グラキリス 2024.1.1 実生
2024 新年に合わせて種子を準備。何は無くてもやっぱりグラキリスから。今回はバーミキュラライトのみ...

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