環境・設備

再生備前鉢

塊根植物を始めたころは陶器鉢には全く興味が無かった。プラ鉢が使いやすく安いし、手で持って重さで水やり時期を感じられる。今でも育てやすいのはプラ鉢だと思うし扱いやすいので9.9割がプラ鉢育成。
しかしある人との出会いから陶器鉢に少し興味を持ち、お気に入りの鉢にお気に入りの株を収めたいと思うようになった。そしてここに今後増えていくだろう再生備前の鉢を記録していくだろう。
※このページは私の持論・感想です。ですが全く事実とは異なる事柄がありましたらコメントにてご教授していただけるとありがたいです。

再生備前鉢

再生備前鉢とは、残り少ない資源である備前の土と、廃棄される備前焼の陶器をリサイクルし混ぜ合わせ、新たに形成され焼き上げられた植木鉢。エコである事も特筆されるが、備前焼に関わる人達の想いを感じずにはいられない。
この鉢を手に入れるにはInstagramのライブ販売で数多の方達と抽選によって当選したり、イベントへ足を運び直接購入したり、ショップで手に入れられる。特にライブ販売では本当に当たらない。なのでこの特別感がさらに拍車をかけ手に入れたいという願望を刺激するのだろう。

再生備前鉢の魅力

こちらはニュートルコというカラーモデル。様々な色のモデルが多数あり、そのモデルの中にもデザインは様々ある。特徴である薄茶色の模様は火襷といい、焼成時に藁が燃え、成分が付着したものが火襷という模様となるとのこと。そのため焼成時の状況により火襷の模様が多く出たり少なく出たりとするので同じデザインが二つとない。
形状は、主に直線的でほぼ筒状で武骨なイメージ。様々な形状のデザインの良し悪しが判らない私には最適であるし、なにより倒れないだろう安定感がある。
あとひとつ、個人的な思いだが…名前がカッコいい。備前って響きがなんかイイ。

再生備前の鉢の性能

ホームセンターや植物屋さんに行くと光沢がありキレイで様々な形の鉢がたくさん売られている。この光沢は焼成時に釉薬を塗りガラス繊維の膜を纏っているからなのだが、再生備前の鉢には塗られていない。それにより鉢自体の通気性能を重視し用土の乾燥を促してくれる。内側の底面は緩やかな湾曲になっていて水が溜まらないようになっている。高台・水切りはデザインを損ねないように設計されているが排水性は損なわれていない。底穴は大きめに開けられており、やはり排水性を重視してある。
多肉植物を育てるなら、通気性、排水、乾燥促進は根腐れ防止や成長促進等の注視すべき項目であり、特に私のような素人趣味家には再生備前の鉢は上記のありがたい性能が備えられている。

所有する再生備前鉢

ど真ん中の備前焼

こちらは再生備前ではないが備前焼の鉢なので一緒に記録。再生備前鉢に比べて薄いが植物の育成にどう影響するのか楽しみ。デザインもさらに武骨な感じが好印象。

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