備忘録

オトンナ受粉チャレンジ

冬型の塊根植物 オトンナ ウリンクリアナで受粉をして種子を採取する
そして播種して発芽させるまでを記録したい

今回チャレンジする株は実生1年でメチャクチャ花が咲き乱れてる
なので受粉させ放題なのだが果たして上手くいくのだろうか?

オトンナの花

実生1年目、塊根部は直径1cm

オトンナはキク科とのこと。花びらに見える部位は「舌状花」というらしい。真ん中にある複数の丸い部位は「筒状花」といって個々に咲く花とのこと。写真に写っている花の中に複数の花が存在しているということになるが、これを「頭状花序」というらしい。

雌雄異熟?

雌雄異熟。オトンナの花は「オシベ」の機能と「メシベ」の機能を1つの花で併せ持っている。まずオシベの期間があり、その後にメシベの期間になる。パキポディウムの花はオシベとメシベが一つの花の中に同時に存在し、同じ花のオシベ、メシベで受粉した場合(自家受粉)はシイナになるか弱い個体になるとのこと。オトンナの雌雄異熟の構造は上記のような自家受粉を避けるためらしい。
※避けるためであり自家受粉が出来ないわけではない

雄性先熟?

まずオシベが発生し、しばらくするとメシベが発生してくる。
経験からすると開花後しばらくして周りの筒状花が咲き、オシベが発生し役目を終えると消失。その後しばらくすると残った筒状花が膨らんで咲きメシベが発生。
ユーフォルビア等も受粉しているがパキポディオイデスは先にメシベ→オシベだった。

開花の状態 2024.1.25

実は2023.11から咲き乱れてるが種子が採れたのは12月の始めに8粒のみ※発芽は1つ…
様々なタイミングで花が咲いているのでオシベがある花、メシベがある花と共存している

オシベ(雄しべ)

始めは球状の筒状花がたくさんあり、周りから弾けて花粉を付けたオシベが出てくる。
※右上写真はオシベかと思っていたがメシベかもしれない。

メシベ(雌しべ)

オシベが消え、しばらくして残った筒状花が全体的に咲き始めている。そしてメシベが出てくる…はず。

正直よくわからない…。
オシベのように粉っぽくないからメシベかな?オトンナの花によっても形が違う。ウリンクリアナはオシベの期間が長く、その後メシベが出てきたとして、すぐに枯れ?てしまうので受粉可能な期間が短い気がする。右下の写真は結実したかも。

左上の写真にはハッキリと突起物がある。オシベとは違う感じなのでコレがメシベなのか?様々な花の構造を調べるとメシベの頭には柱頭という頭があり、そこに花粉が付き受粉が行われるらしい。ただこの突起物はいつも見られるわけではないので、もしかしたら、短期的に発生するのかも。そしてその期間だけしか受粉されないとか?ひとつの花をピックアップして咲き始めから枯れるまで記録を取ろうと思う。

受粉方法

受粉はオシベにある花粉をメシベに付けることで本来は虫がその役割を果たしてくれる。オトンナは冬型で寒い時期には虫がいないので人工的に行う

花と花を合わせる

花と花を合わせて少し擦りつける。花茎が短かったり密集しているとやりづらい。花が近くにある条件では手軽。

綿棒に花粉をつける

ベビー綿棒が細くてオススメ。黒い綿棒も花粉が付いたか判りやすい。先端を軽く毛羽立たせ先を尖らせたり、フンワリさせ花粉が付きやすくする。複数を一気に作業する時は便利だけど確実性はイマイチ。爪楊枝の先を毛羽立たせたり、ピンセット等の先端が細いものでも良いかな?

採取   ???

さてと…種子は出来ているでしょうか????


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