植活bukkou式

発芽しない時の「芽切り」という手法

1週間経っても発芽しない

播種してもなかなか発芽しない
種子は水分を吸ってふっくらしてきているのに。。。

そんな状況を見守っていると、だんだん黒ずんできて腐ってしまうことがある

原因はわからないが種子の中では発芽する準備が出来ているのに
根が殻を突き破る「力」が足りなくて力尽きるのでは?

種の表と裏

これはウィンゾリーの種子の表と裏
先っぽに殻が集約しているイメージ。堅そう。

芽切り Let’s Try!!!

種子に水を含ませて時間が経つと膨張してくる

逆に水を含まない種子はシイナ(発芽能力の無い種子)であると思われる
そうした種子はいずれカビてくるので早めに除いておく

早速、播種から1週間経過して発芽していない種子に対して施術開始

ハサミ等で黄色のラインをカット


一気に切るのではなく少しずつ中身の白い部分が見えるか見えない程度に
※実際は殻のフチの硬い部分のみを排除したら良いかと

実際に使っているハサミは眉毛カット用の先の尖った小さなヤツ(100均)
細かな作業なのでルーペ、もしくは老眼鏡を

指で種子を潰さないように。リキむとブチュッと中身が…

発芽確認

1週間、反応が無かった種子も施術した翌日には↓

先端だけをカットするんじゃなく、写真のような根の出方なので
先端の両サイドをカットすることをオススメ

まとめ

全部の種子の発芽を促せられるわけではないが、かなり成功している。
発芽できるのにできない、そして腐る。
それを少しでも救うことが出来る方法として。

ウィンゾリーのような比較的大きな種子は施術しやすいが
グラキリス等の種子でも可能

パキプス等の硬実種子では常套手法らしいので種子に何らかの傷をつけるだけでも良いとか。

貴重な種子を腐らせないために出来ることはやってみる。

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